藤沢にあった楽器店、BOWでカスタムメイドされた通称「エジプトギター」。
通称の由来はボディーに金色に輝く特徴的なヒエログリフ(古代エジプト象形文字)から。
インディーズ時代からメジャーデビュー直後ぐらいまで主にサブギターとして使用。
リア同様にスラントしたセンターピックアップ、GibsonのSGの様にカットされた特徴的なボディーエッジなど、一般的なストラトキャスターにアレンジを加えているのがBOWの特徴だが
PUやシンクロトレモロなど本田毅の好みに合わせた仕様でカスタムメイドされている。
当時のBOWはライブハウス、楽器店、カスタムギター製作など広く展開を行っていた。
その時期にはエンドースアーティストとして、渡邉貢と共にBOWの雑誌広告にも出演している。
PERSONZのブレイク前に使用していたという事もあり、資料も少なくファンの間でも幻のギターであった。
87年の日本青年館のライブ映像でもスタンバイされている様子が確認できる他、
少ないながらも当時の楽器雑誌の機材紹介に写真が掲載されている。
SCHECTERとのエンドース以降は登場の機会はなかったが、97年のVERSUSのライブのアンコールで10年ぶりに登場した。
その際にP-PROJECTによりネックの交換やサスティナーの搭載などの大幅なモデファイが行われ、ボディー以外のほぼ全てのパーツが交換されている。
スパーゼルロックペグ、エボニー指板、SCHECTER モンスタートーンPU、サスティナー、GOTOH 510ATトレモロブリッジなど当時のNA-TH-3とほぼ共通のスペックにモデファイされた。
以降は高橋克典のシングル「TRUE HEART」リリース時のTV出演サポートや、
GITANEの「DAMAGE」のPVなどで使用されている。
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