HIWATT DR-103 + SE-4123 |
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1998年の氷室京介「ONE NIIGHT STAND」ツアーからメインとして使用されているアンプ。1970年代にイギリスで製作されThe WHOのピートタウンシェンドらが愛用したHIWATTの名機「DR103」を復刻したモデル。100W仕様オールチューブである。チューブアンプの中でもマーシャルやメサ・ブギー等の歪んだサウンドを得意とするアンプと違い、このHIWATTはボリュームを上げてもそれほど歪まない、太いクリーンサウンドを特徴としている。それまで長年愛用していたジャズコーラスよりもパワーと音圧は上である。一般的にROCKTRONのカメレオンのようなラック式のプリアンプを使用する場合、プリアンプ→パワーアンプ→スピーカーキャビネットといったシステムを組むパターンが多いが、あえてプリアンプを一つの歪み系エフェクターと考え、アンプのインプットに入力して使用している。 ラックシステムを使用する場合は基本的にこのヘッドを2台、12インチのスピーカー4発入りのキャビネットを2台をステレオで使用しているが、fringe tritone等でのフットマルチとの組み合わせではヘッドとキャビネットを1台ずつ使用している。会場によってはヘッドのみを使用し、キャビネットはマーシャルを使用することもある。 |
HIWATT SA-112 "BULLDOG" |
HIWATTのオールチューブ・アンプ。12インチスピーカーx1、50W仕様のコンボタイプ。デビュー前から不動のメインアンプであったROLAND JC-160に代わり、1998年4月のCRIPTONのライブサポート時に2台をステレオで使用した。その後、buGの初ライブで使用した以降はライブで使用していないが、それ以降も小規模なイベントライブやクリニック、レコーディング等で度々使用している。 |
ROLAND JAZZ CHORUS JC-160 |
PERSONZでのデビュー以前から1997年8月のVERSUSのラストライブまで本田毅サウンドを支えたアンプ。一般的に名機とされるギターアンプにはチューブアンプが多いが、このジャズコーラスはトランジスタアンプにも関わらず、ボリュームを上げても歪まないクリーンなサウンド、絶妙な広がりを生むコーラスによって世界的な評価を得ている。そのジャズコーラスのラインナップの中でも、最もハイパワーな10インチスピーカー4発入りのJC-160
2台をステレオで愛用していた。 基本的に外部エフェクターによってコーラスを掛けていたが、レコーディングではJCならではの広がりを求めて内蔵コーラスを使用することもあったようである。ローをカットしたハーフトーンに、コンプレッサーとコーラスを掛けたジャズコーラスのクリーンサウンドはPERSONZ時代の本田毅のシグネイチャートーンであったと言える。現在はメインアンプの座をハイワットに譲っているがレコーディングでは使用する場合もあるようだ。 |
RECORDING AMPS |
レコーディング時ではHIWATTやジャズコーラス以外にも様々なアンプを使用してサウンドバリエーションを得ている。例えば脱退前のPERSONZではMarshall、GUYATONE、Soldano等の名前が挙げられている。またGITANEのレコーディングでもMESA
BOOGIEやMarshall、VOXなどが用意された。また近年はLINE6 PODなどのアンプシミュレーターや、プラグイン・ソフトでダイレクトにレコーディングし、アンプを使用しない事もあるようだ。 |